内部結露
【低炭素住宅・省エネ住宅・断熱・隙間・基礎
・防湿・⼩屋裏・⽊造・劣化・住宅・壁・施⼯不良
・⾼断熱・⾼気密住宅・気密】
省エネルギー基準の改正や低炭素住宅の
認定制度などにより、住宅の高断熱化は急ピッチで進んでいる。その一方で、内部結露から劣化につながる恐れのある
不適切な施工が少なくない。「高断熱住宅の危ない隙間」から、
結露を招く原因を写真で解説する。
以下の16枚の写真は、壁内や床下、小屋裏などの普段見えない場所で、結露が発生するリスクを抱えた施工不良の例だ。既に結露している住宅もある。
内部結露を招くリスクのある16の施工
★配管まわりの断熱結露
★間仕切り壁の後張りシートに切れ目
3つの層が連続する
高断熱住宅で内部結露を防ぐ原則は、断熱層、防湿層、気密層をそれぞれ隙間なく連続させることだ(下の図)。断熱材が部分的に薄かったり入っていなかったりすると、冬季にその部分が冷える。基礎の外周部や窓まわり、配管の貫通部などに気密漏れがあると、外から冷気が入り込んで壁内が冷える。そうした箇所に室内側の隙間から入った高湿な水蒸気が触れると、水蒸気として存在できなくなり結露に至る。
東洋大学名誉教授の土屋喬雄さんの計算によると、120m2の壁に直径36mmの穴(透湿抵抗は5m2hmmHg/g程度)が開いているだけで、1日当たり926ミリリットルの水分が壁に入る(温度と湿度は室内が20℃、60%、室外が0℃、80%の場合)。通気で水蒸気をある程度外に逃がせるが、通気に不具合が生じたり入る量が多かったりすると、壁内にたまる。
防湿層の扱い方は断熱材の種類で変わる。繊維系は水蒸気を通しやすいので、防湿シートを連続させる。防湿シートは気密層の一部を兼ねる。水蒸気を通しにくいプラスチック系は防湿シートが不要だが、断熱材の継ぎ目などに気密テープを張って隙間ができないようにする。
調湿機能を持つ断熱材を使う場合は防湿シートを通常張らないので、断熱層と気密層の連続が重要になる。住まい環境プランニング(岩手県滝沢村)社長の古川繁宏さんは、「大量の水蒸気が壁内に入ると結露しやすくなるので、ほかの断熱材を使用するときよりも壁内を冷やさないような注意が必要だ」と話す。
施工監理はひつようですね!
最後まで見て戴き
有難う御座います。
お待ちしてま~す。
0120(360)287